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千の墓を彫る楽士

腐れど楽士
骨でも楽士
何度でも
何度でも生者を騙る

音は穴へと
死なば諸共

千の墓を刻む楽士
威光がこの身を焼き尽くすまで

私は騙る
多々も類稀なる 天賦の産声
またも地に埋もれてゆくというなら


何度でも
何度でも
何度でも蘇る
銀の匙の味を知るまで
(金貨の重みを)

何度でも
何度でも
何度でもやり直す
銀の雄弁は語りき
またも石を抱き眠るのか?


腐れど楽士
骨でも楽士
何度でも
何度でも聖者を騙る


何度でも
何度でも
何度でもやり直す
銀の匙の味を知れども、


何度でも
何度でも
何度でも蘇る
真の価値と恥を知るまで
(またも石を抱き)

何度でも
何度でも
何度でも蘇る
銀の雄弁は語りき
「金は沈黙なりや?」と



作詞/作曲:権兵衛る