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2024.3.2 習作①

使用画材
・アクリルガッシュ(黒)
・マスキングインク

 新しく仕入れた画材による習作。アクリルガッシュ「ブラックホール」とマスキングインクの併用テストです。

 ブラックホールは所謂「黒色無双」系の黒色で、いずれ絵に取り入れてみたいという動機から購入。ただ実際に使用してみたところ耐久性に難ありといった感じで、上から消しゴムをかけた時に黒もかなり持っていかれました。乾きが甘かったのもありそうですが、その後別紙でチェックしてもやはり粉っぽく剥がれた感じになる模様。

それでもパレットに残った黒はどの角度から見ても申し分ない漆黒で、黒としての実力は確かな感じ。こちらで想定した用途には向かなかったようなので、別の使い道を考えます。額装関係で使うと面白そう。

※追記:擦れただけで剥げる、色が移る可能性があることを考えると、これ単体では額装に使うのも難しいですね…壁の汚損が怖いですし、フィキサチーフ的なものでカバーするのは必須にしても、その場合に持ち味の黒がどの程度保たれるかはちょっと疑問(多分テカりそう)。

個人的には額装マットにこの黒を使ったら面白いんじゃないか?と思っているので、後日その辺りも一応試してみる予定です。


2024.3.2 習作②

使用画材
・顔料インク(黒)
・マスキングインク

 習作①でも使用していたマスキングインクですが①の絵だとイマイチ実力がわからなかったため、いつものペン画の要領で再チャレンジしたのがこちら。

頭部の円系、クモの巣、白抜きの点描やハッチングがその部分です。Gペンや匙ペンであらかじめ白抜きを書いておき(粘度があるので丸ペン程細いと厳しい)、ベタを塗ったあと消しゴムで剥しています。かなりいい感じに抜けてくれました。

 紙に負担がかかる、すぐ固まるのでスピード勝負(乾燥後に放置しすぎると剝がれにくくなるらしい)、実際に剥すまで上手くいったかわからないなど色々難点はあるものの、恩恵がそれを補って余りあるのでほぼほぼ無問題。作業工程さえ工夫すれば今後も強い味方になってくれそうです。