飢えという名の
殺意を知らず
ただ、漂っていたいだけ
呵責もなにも
麻痺するほどの
仕打ちを欲しているのさ
人に生まれた事自体
なんかフェアじゃない
気がするんだ
それでも
今なお唄う鼓動に
なんて言い訳すりゃいい?
息を止めてみても、
霞を喰らってでも、
耗らないように
穢さないように
息を止めてみても、
生命喰らわねども、
誰かが生きる
誰かが喰らう
息を止めてみても、
霞を喰らってでも、
耗らないように
穢さないように
何時かの
遠い、破戒を赦せよ
落ちる影が
この姿形を暴くまで―
渇きという名の
逃げ水を追う
無明の闇を
泳ぐ臍の緒
報いた果報も
罰さえも
涸れゆく泉の
水の泡
人に生まれたこと自体、
全部勘違いだと思うんだ。
泥を泳いだだけのならず者を
蓮華と呼んでくれるな
誰が手を招こうとも
誰が足が躙ろうとも
私はここで
賢しらに吼え
誰が手を合わせようと
この足に縋れども
私は誰も救えはしない
息を止めてみても
霞を喰らってでも
耗らないように
穢さないように
息を止めてみても
霞を喰らってでも
耗らないように
汚れないように