BACK


天唾の衛星

願い星が落ちる
願い星が落ちる

投石は東風に乗り
第二の太陰暦
天に代わり付随する
地上に目を光らせる

それは未来
文明の星
それは原始
高貴な野蛮


天に放たれた呪詛は
幾万の煌めく星となって
今でも地上とその主を
見定めている
着地点を

燃え尽きゆくこの身の痛みさえ
「願い星」などとわらう

だが私は恨まない
この天に唾した者に
相応しい結末を

自明の理を


作詞/作曲:権兵衛る
アルバム:此歌、黄泉ニ遺棄スルカ
konouta yomi NI iki SULUKA