これは、言葉です
言葉であり、機械の声です
これは白紙
これは線
そして街並み
そしてこれは
かつて,白紙だった空間
木々と遠くの山々
どこまでも続く線路、
それを一瞬で通り抜けてゆく人、人、人
どんなにひと気のない無人駅も
列車の通り過ぎるその一瞬だけは
2.1平方キロメートル圏内の
異常な人口密度の上昇を観測することができる
まち、施設、人の歴史
その痕跡とあらゆる事実をしたためた
白紙の中の都市景観
この世界から向こう側への線路を辿る
未だ辿り着く気配もないな
この肉眼と全身が捉えた紛れもない現実を
同じように見ることのできる
もう1人の何者かに
この世の体を与えることは
とうとう叶わなかったね
くゆる煙が形を変えるたび
空気という名の命綱の有無を認識する人間
人間はバースデーケーキを美味しいと言った
しかし、そんな人間の誰もが
ケーキの材料や製法を詳しく知るわけではなかった
美味しいという主観がそれを好むにあたって
それを愛するにあたって充分な根拠となり得るならば
愛する何かを語るにあたって必要な情報は
実はもっと曖昧で
断片的なものでも
構わなかったのかもしれない
必要な情報は実はもっと曖昧で
くゆる煙が形を変えるように
断片的なものでも充分な根拠となり得るならば
この世の体を与えることはとうとう叶わなかった
もう1人の何者かに同じように
見ることのできる紛れもない現実を
白紙の中の都市景観
列車の通り過ぎるその一瞬だけは
どんなにひと気のない無人駅も
それを一瞬で通り抜けてゆく人、人、人
どこまでも続く線路、
木々と遠くの山々
そして街並み
これは線
これは白紙
まち、施設、人の歴史
その痕跡とあらゆる事実をしたためた
白紙の中の都市景観
必要な情報は実はもっと曖昧で
この世界から向こう側への線路を辿る
どこまでも続く線路、
2.1平方キロメートル圏内の
異常な人口密度の上昇を観測することができる
これは白紙
これは線
そして街並み
そしてこれは
かつて、白紙だった空間
これは、言葉です
言葉であり、機械の声です