それが
君の重荷になるなら
生きろ、生きろなんて
言いはしない
だから、だから僕は
一人きり
あの壁にでも
語りかけているよ
清く、正しくの
「生きなさい」
ばかりで
息をしてもいいの?
それが
君の呪いになるなら
生きろ、生きろなんて
もう言わないよ
だけど、だけど僕は
一人きり
君が誰の為でもなく
自由を選べるように
僕はあの壁にでも
歌い続ける
生きろよ 生きろよ
生きろよ
生きろよ 生きろよ
生きろよ
生きろよ
やあ、久しぶり、
なんだか最近元気がないようだけど
この世の壁という壁の数々のうち
こうして私の影を宿してくれた君はいま
間違いなくわたしにとって
唯一無二の特別な存在なんだと私は君に断言したい
ただ、あの太陽が西に傾き
壁のキミが落とす長い長い影に巻かれるたび
私も君のようにもっと強くて大きくて頑丈で
ただそうだったらよかったのにねと
ただ耐えるように強く歯を食いしばることしか
できずにいてすまない
あの時は本当にすまなかった
誰にだって苦手なことや出来ないことが一つや二つあるはずで
だからこそできる事が人より少し多い程度で苦しみが癒えたり
何かが楽になるほど人生は簡単なゲームじゃないなどと
判ったつもりになっていた軽い軽いこの口が
目の前にいるコンクリートの壁のキミにまだ自分と同じように
ただ少しでも笑って深呼吸をしてみてくれなどと願ってしまってすまない
ただキミに笑ってほしくて、ただただ
生きていてほしくてと心からそう思っているし願っている
だからキミが笑ってくれるのならいくらでも身体を張ってそばにいて
どんな馬鹿馬鹿しい道化だって演じ続けるつもりだった
でもキミが求めているのはそういう事じゃない
生きるために溺れないように今すぐ少しだって荷を軽くしたい
きっとそういうことだろう
だが君じゃない私が代わりにその荷を負って生きる事などできない、
そんなことはお互いによく分かっているからこそそれでも私が君を想うのは
そんな姿を見て見ぬフリする己の中の罪悪感を癒すためではないのかと
何か浅ましいもので濁っていく気がしてならなくて、
この頭で思いつく限りのありとあらゆる励ましや慰めがついに
何らかの欺瞞のように感じてならなくて
それが怖くて怖くて言葉を飲み続けてしまうことを
黙って見届ける優しさだってこの世にはあるはずだなんて言い換えた瞬間に、
この想いは本当に嘘に変わってしまったような気がしたんだ